ハイパーな病院で初期研修することのメリット・デメリット

初期研修の選び方

 

ハイパー病院って何がハイパーなの?

忙しい病院で初期研修することのメリットは?

メリット・デメリットを教えて!

こんな疑問にお答えします。

 

やる気のある医学生の中には忙しい病院でバリバリ研修したいという人もいます。そんな人に人気なハイパー病院。

でも実際に臨床に出る前の学生にとって、ハイパー病院が他の病院と具体的にどこがどう違うかってわかりづらいですよね

 

そこで今回は医学生でもハイパー病院の実態がわかるように「ハイパー病院で初期研修することのメリット・デメリット」を挙げて解説したいと思います。

この記事を読めば「ハイパー病院で実際に働くときのイメージ」を掴むことが出来ますよ。

僕自身はハイポ病院での研修を行なっています。実際の生活についてはこちらの「研修医は本当に忙しいのか?|研修医1年目の1週間の予定を公開」をご覧ください。

 

この記事の信頼性

  • 現役研修医が執筆
  • ハイパー病院で働く数多くの友人、知人の話を参考に記載

ハイパー病院で初期研修することのメリット

ハイパー病院で初期研修することのメリットは数多くあります。

では具体的に見ていきましょう!

3次救急でしか見られない救急症例もある

ハイパー病院の多くは3次救急も受け入れている病院です。

そこでしかみれない救急症例を経験できるというのは大きなメリットでしょう。

 

  • とんでもない交通外傷や高エネルギー外傷
  • 心臓破裂やタンポなどやばい症例
  • 搬送途中に亡くなった方

こういった症例はおそらく2次救急ではみることはありません。

いろいろな症例を見ることができるというのはハイパー病院の大きなメリットです。

 

モチベーションの高い同期が多い

ハイポ病院に比べてハイパー病院の方が意識の高い研修医が集まってきます

また「しんどい労働環境」という共通の仮想敵をつくりあげることによって、研修医同期の結束は強いことが多いです。

 

そこではまるで学生時代の部活動を思い出すかのようなノリとコミュニティーがつくられています。

それに比べるとハイポ病院はそもそも病院で一緒に過ごす時間も短いためさほど結束は強くありません。

 

体育会系的なノリが好きな人はハイパー病院で寝食をともにする仲間を見つけるのも楽しいのではないかと思います。

そこで築いた研修医同期のつながりは今後の長い医師人生において大きな財産となることでしょう。

 

このへんは少しうらやましい。なんだかんだ環境は大事なので。

 

ピンク病院の可能性は高め

いっぱん的にハイパー病院の方がピンク志向は強いです。

その理由は以下の通り

  • 病院にいる時間が長いため看護師さんとも仲良くなりやすい
  • 忙しい急性期病院は看護師さんも若い人が多い
  • ストレスによりおたがいに生存本能(性欲)が高まる

バリバリ働いてバリバリ遊ぶ、そんな研修医生活を送りたい人にはハイパー病院をおすすめします。

 

ハイパー病院はみんな色々な意味でエネルギッシュ!

 

ハイパー病院で初期研修することのデメリット

ハイパー病院で初期研修するメリットがある反面、デメリットも数多くあります。

体力的につらい

当然、働く時間は長く体力的にはつらいです。

最近では「働きかた改革」の影響でだんだんと改善されてきているようですが、それでもハイポ病院と比べると雲泥の差です。

病院によっては今でも

  • 月に6〜8回の当直
  • 平日も帰りは9時過ぎ
  • 土日も関係なく勤務
  • 夜間も呼び出しあり

などなど

これは極端な例ではありますが、体力に自身のない人はやめておいた方が無難です。

 

給料が安い

ハイパー病院は給料も安いことが多いです。

え、働いている時間長いから給料良いんじゃないの?

そんなことないんだよ〜、ハイパー病院の方が平均的には給料が安い!

 

医大生は真面目な人が多く、「3次救急も見たい」「最初は忙しい病院に行きたい」等の理由でハイパー病院の人気は高いです。

その結果お金がなくても人が集まるため給料は安いです。逆にハイポ病院は人を集めるために給料は高いことが多いです。

仕事量は多いけど給料は安いというのはデメリットとして挙げられます。

雑用が多い

ハイパー病院の仕事の多くは雑用です。

  • あさの採血やルート張り替え
  • 入院手続きや書類業務
  • 機械の準備や検体の運搬

このような仕事は本来医師がすべき仕事ではないのですが多くの病院ではあたりまえに研修医の仕事です。

 

理由としては病院内で一番給料が安く、経営上働かせるのに都合がいいから。

看護師さんにこの仕事を割り振ると人件費がかかりますが研修医はただ同然、ほかにできる仕事もないためすべて降ってきます。

 

ハイパー病院で初期研修するときの注意点

 

ハイパー病院で初期研修するときの注意点があります。

それは忙しい病院で研修したからといって必ずしも成長できる、経験を積めるとは限らないということです。

 

ハイパー病院の多くは症例数が多い急性期病院で、そのような病院には3、4年目の後期研修医もたくさんいます。

そのなかで研修医が1、2ヶ月回ったところでさせてもらえることはほぼなく、回ってくるのは3年目もやりたがらない手技ばかりです。

 

 

研修医の仕事の多くはただの雑用、例えるのであれば「寿司職人になるために一流の寿司屋で下積みを一生懸命やる」ようなものです。

ハイパー病院で初期研修するということはそれを受け入れた上で選ぶということを覚えておきましょう。

 

  • まわりがみんな忙しい病院に行くから
  • 先生に初期研修で人生が決まると言われたから
  • なんとなく将来が不安だから

こういった漠然とした理由で研修先を選ぶのはあまりおすすめできません。

 

  • 急性腹症
  • ショックバイタル
  • 心肺停止

このぐらいの普通の救急症例はハイポ病院でもみることができます。

また研修医や後期研修医がすくない病院では手技に関しても優先的にさせてもらえる機会も多いです。

 

これを聞いて悩むぐらいならハイポ病院に行っといた方が良いんじゃないかな〜と個人的には思います。

初期研修は最大限にゆるく、権限をもって主体的にやらせてもらえる後期研修はしっかりした病院でバリバリとがおすすめです。

 

ポジショントークと言われればそれまでですが、、、

 

 

 

ハイパー病院で初期研修するメリット・デメリット|まとめ

 

今回はハイパー病院で初期研修するメリット・デメリットを紹介しました。

 

まとめると

  • メリットとしては症例数も多く、意識の高い同期とバリバリ研修できる
  • デメリットとしては体力的にもきつくて給料も安く、できる仕事の多くは雑用である
  • 忙しい病院に行ったからと言って成長できるかは限らない

 

初期研修は医師として最初の2年間を決める大事な選択になります。今回の記事がそれを選ぶ助けになればうれしいです。

 

 

ハイポ病院について知りたい方は「【QOL重視】ハイポ病院で研修医をすることのメリット・デメリット」を参考にしてみてください

 

こんなブラックな病院嫌だっていう人は「ハイポな研修病院の簡単な見分け方|3ステップで確実にマッチング」をどうぞ!

 

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