ハイポな研修病院の簡単な見分け方|3ステップで確実にマッチング

初期研修の選び方

 

ハイポな研修病院に行きたいんだけどどうすれば良いんだろう。

どうやったらゆるい病院を見分けられるかな。

ハイポだと思って行った病院がハイパーだったらどうしよう。

こんな疑問を解消します。

 

 

初期研修は大きく2つの病院があります。

  • 低賃金、長時間労働の限りなくブラックで辛いハイパー研修病院
  • 高収入低負荷なホワイト企業、ハイポ病院

 

できることならハイポな研修病院へ行きたいと思いますよね。

しかしながら病院の内情を知らない医大生にとってはこのハイポ病院を見分けることが一番の難関。

 

私は学生のときに多くの病院を実際に見学して判断することにより、現在のハイポな研修医生活を手にすることが出来ました。

 

そこで今回の記事ではハイポな研修病院を簡単に見分けて確実にマッチングする方法を3つのステップに分けて解説したいと思います。

 

今回の記事を読めば「今から病院見学を始める医大生でもハイポ病院を簡単に見分けて確実にマッチングする方法」を知ることが出来ます。

 

では早速見ていきましょう!

 

本記事の信頼性

  • 現役研修医が自分の経験と友人たちの事例から執筆
  • 筆者自身、ハイポな研修病院で研修中
  • いくつもの病院見学を経て確実にハイポ病院だと判別して就職した

 

実際に僕がどんな研修医生活を送っているかについては以下の記事を参考にしてみてください

研修医は本当に忙しいのか?|研修医1年目の1週間の予定を公開

この記事をよめばある科をローテート中の僕の生活が分かります。

 

研修医の初任給はいくらか?【医者1年目の悲しい現実を公開】

この記事では気になる研修医の初任給と1年間の給料を知ることが出来ますよ。

ステップ1、研修したい立地でハイポな研修病院の目安をつける

 

 

ハイポな研修病院は実は全国各地、無数に存在します。

まずは行きたい立地のなかでハイポそうな研修病院の目安をつけましょう。

目安を付けるときは以下の条件に照らし合わせてみてください。

  • 救急対応は二次救急までの小〜中規模病院
  • 研修医定員はなるべく少人数、最低でも1学年10人以下

 

ちなみに立地にこだわりがなかったら地方がおすすめ。

都会より患者数が少なく、マッチングも簡単だから。

 

救急対応は二次救急までの小〜中規模病院

 

ハイポな研修病院に救急対応は二次救急までの小〜中規模病院というのは必須事項です。

理由としては入院患者の数と来院する救急車の数が圧倒的に少ないからです。

 

初期研修を行える病院は大きく分けて以下の2つの病院があります。

  • 3次救急(高度な救急医療)までの大規模な病院
  • 2次救急までの小〜中規模な病院

 

このうち前者は研修医の仕事の量も多くほぼ確実に忙しいです。

ハイポな研修病院を選ぶには後者の二次救急までの病院にしましょう。

 

研修医定員はなるべく少人数、最低でも1学年10人以下

 

ハイポな研修病院に行きたいのならば定員の数が少人数な施設を選びましょう。

理由としては研修医の人数の多い病院は研修医の業務が前提として成り立っているからです。

 

そういう病院では必修科目の内科外科救急などで一年中いつでも1人以上は研修医がローテートしています。

したがって以下のような雑務はすべて研修医の仕事です。

  • 救急患者の受け入れ
  • 入院、退院の手続き
  • 病棟でのトラブル対応
  • サマリーや紹介状の作成

こういった仕事が常に当たり前のように課されて、研修医がいないと回らないように成り立っています。

 

 

中には看護師さんや事務員さんがする以下のような仕事を研修医がやらされる病院もあるそうです。

  • ルート交換や採血
  • 検査室への検体提出
  • 患者さんの喀痰吸引
  • 保険点数の書類書き

 

 

研修医が一番安い労働力として病院を支えているよ

 

 

逆に研修医の少ない病院ではある期間によっては内科でも研修医が誰もいません。

普段は研修医なしで上の先生たちで仕事を回して、研修医がローテートする時には指導医が1人ついて教えるというのが普通になっています。

 

つまり良くも悪くも研修医がいなくても病院側は困らないわけです。

当然受け持ち患者の事務手続きやトラブル対応はしますが、必ず指導医が付きいつでも相談できる状況にあるわけです。

 

その仕事量も全然違うんだよ〜

ハイポな研修病院を選ぶ際は研修医定員が少ない病院を選びましょう。

 

ステップ2、病院見学でハイポな研修病院とハイパーな研修病院を確実に見分ける

 

ステップ1でハイポな研修病院に目安をつけたら次にするべきことは「病院見学」です。

実際に病院見学で研修医の話を聞いたり、雰囲気を感じて確実にハイパー病院とハイポ病院を区別しましょう。

その時に押さえておくべき点をいくつか挙げていきたいと思います。

研修医に聞けば教えてくれるだろうから気を使わず直接確認してみるべし

 

土日に病院に来ることはあるか

 

ハイポ病院に勤務する僕からしてみれば救急当番以外の土日に病院に来るなんてことは皆無です。

もしもその返答が「科にもよるかな〜」とかだったら怪しいです。

土日に病院に来てできることと言ったら基本的に病棟回診とカルテ記載ぐらいです。

つまり研修医は必要ありません。

これが義務化されている場合は他の面でもハイパー寄りな可能性は高いです。

 

夜間や休日の呼び出しはあるか

 

完全にハイポな研修病院ではこれもありません。

病院によって全然違うので下のどれに近いかで判断して見てください。

  1. まったく呼び出しはない
  2. 緊急時に呼んで欲しいか指導医と相談(任意)
  3. 外科の緊急オペや循環器の心カテだけ呼び出し
  4. 病院内でもハイパーな科だと研修医ファーストコール
  5. ほとんどの科で基本研修医がファーストコール

上から順にハイポです。

 

ちなみに僕の病院は2番。

 

また合わせて研修医に以下のことを確認すると良いでしょう。

  • 病院や指導医に連絡先を聞かれているか
  • ピッチは院内だけで使うか

なかには病院の敷地内に研修医療があってピッチが24時間いつでもかかってくるという病院もあるようですが、かなりのストレスだと思います。

気をつけましょう。

 

 

時間外勤務がどれぐらいあるか

 

普段の日中業務でどれぐらい残業があるかを聞いてみましょう。

 

個人的にざっとした感覚とは以下の通りです。

  • 20時間以内:問題なし、ハイポ
  • 40時間程度:一般的
  • 80時間以上:労基法違反

 

ただこれはローテートする科によると答えられる場合が多いと思いますのでこう聞いてみましょう。

「カンファレンスは業務時間内にありますか?」

カンファが時間内にない科は当然残業、そのうえそもそもなるべく早く帰るという風習がないことが多いです。

そういう科が多い病院は避けるべきでしょう。

 

また

  • 残業代が一部しか出ない
  • もともと見なし残業が支給される
  • カンファのプレゼンや発表の資料作りが課される

こういった病院も時間外が多くなる傾向です。

 

当直明けに帰れるかどうか

 

当直明けに帰れるかどうかもとても大事です。

 

理由は2つあります。

  1. 当直明けの仕事は体力的にきつい
  2. 帰らせてもらえないということはそれだけ研修医の仕事が多い

 

研修医の答えが「帰れないことも多いね〜」だった場合ほぼアウトです。

研修医の仕事は当直明けにしっかり寝ることと心得ましょう。

 

 

ローテートを自由に決められるか

 

研修病院のプログラムによって2つの種類があります。

  1. ローテートする診療科を順番も含めて自由に決められる施設
  2. ローテートする診療科と順番が病院側にランダムに決められている施設

このうち1のすべて自分で自由に決められる病院はハイポである可能性が高いです。

 

たとえば自分が興味もなくて忙しいことで有名な科があったときに、必修科目さえ満たせていればそこはローテートしないという手段が取りうるからです。

その分自分の志望科や将来関連しそうな科、楽な科などを重点的にローテートすることができます。

その点で1のような病院は素晴らしい病院と言えるでしょう。

 

 

また病院見学に関しては以下の記事も参考にしてみてください

医大生向け病院見学の行き方|当日までの流れとポイント

これをみれば初めて病院見学へ行く人でも実際の流れがよくわかると思います。

病院見学で聞いておきたい3つの質問|よくある間違えとポイント

この記事では病院見学でどんな質問をすれば研修医の生活がよくわかるかを知ることができます。

ステップ3、ハイポな研修病院にマッチングできるように万全に対策する

 

ハイポな研修病院をステップ1、2で見極めて志望病院を決めたら後はそこに受かるだけです。

徹底的に対策しましょう。

 

対策って言ってもハイポ病院なんだし入るの簡単なんでしょ〜

いやそんなことないんだよ。ぼくの病院は田舎なのにもかかわらず第一志望の倍率3倍ぐらいの人気病院だったよ。

 

 

昨今では時代の変化か、ゆるくて給料が高めなQOL病院の人気が高いみたいです。

たとえば僕のいまの病院では今年地方国立大学の成績トップクラスの生徒がアンマッチだったとか。

 

それなのに去年僕が入れたのが不思議でしょうがないのですが…

したがってマッチングはしっかり対策して臨みましょう。

 

マッチングの時期さえ頑張れば楽しい研修生活はすぐそこですよ。

 

まとめ|ハイポな研修病院にマッチングする方法

 

今回はハイポな研修病院を見分けて確実にマッチングする方法について解説しました。

まとめると以下の通りです。

  • 行きたい立地の少規模な二次救急病院を見つける
  • 病院見学で研修医の生活を知る
  • その際の質問は休日や時間外、当直明け、ローテートなど具体的に
  • マッチングにはしっかり対策して臨む

 

最後にぼくはハイポな研修生活が絶対に優れているとは言ってません。

人によっては仕事が少なくて物足りなく感じる人もいるでしょう。

 

しかしながら僕は今の研修生活に満足しているし、勉強面でもそれほど劣っているとも思っていません。

 

 

今回の記事がハイポ病院への研修を考えている医大生に参考になれば嬉しいです。

 

ハイポ病院での研修のメリットやQOLについては以前記事にしているので参考にしてみてください

【QOL重視】ハイポ病院で研修医をすることのメリット・デメリット

初期研修のQOLを左右する11の要素

 

 

 

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