徹底比較|初期研修は大学病院と市中病院どちらでするのが良いか?

初期研修の選び方

こんにちは研修医1年目のオータムです

医学部4、5年生になると初期研修先にどの病院を選ぶか悩む人も多いはず

僕も色々考えて病院見学に行ったり、先生たちに聞いたりして悩んでいました

そんな中で思ったことや実際今研修医になって感じたり、同期たちとの話を聞いて研修先について思ったことがあります

ということで今日は初期研修先に大学病院と市中病院のどちらを選ぶのが良いのかについてそれぞれのメリット、デメリットを比較した上で解説していきたいと思います

大学病院以外の病院を大きく市中病院と言います

大学病院で初期研修するメリット、デメリット

大学病院のメリット

  • 3年目にその大学の医局に入りやすい
  • 専門的な医療、あまり見かけない珍しい病気にも肌に触れられる
  • 上の医者の人数、研修医の人数が多い
  • 学問好きで教育熱心な先生が多い

大学病院のデメリット

  • 救急当直の回数が少ない、もしくはない
  • 専門的すぎて2度と見ることない疾患についても勉強しなければならない
  • カンファが長い、発表の準備に時間が割かれる
  • 一般的に給料が安い

市中病院で初期研修するメリット、デメリット

メリット

  • よくある、よくみる疾患を満遍なく勉強できる
  • 救急当直で戦力となれることが多い
  • 大学病院より手技を多くやらせてもらえる
  • 大学に比べると給料が高い

デメリット

  • 上の先生や施設によって、研修内容に当たり外れがある
  • 病院によってはない科も存在する
  • 勉強会や研究に触れる機会は大学より少ない

初期研修のお勧めは市中病院

個人的にお勧めは圧倒的に市中病院2年間です

少なくとも大学病院2年間はあまりお勧めしません

せめて大学はたすき掛けにしましょう

たすき掛け:多くの大学で設けられている大学病院と関連の市中病院を1年ずつ研修できる制度

 

その理由は以下の通りです

  • 研修医のうちに専門的な疾患を勉強してもあまり意味がないから
  • 大学で研修しなくても医局に入局することはできるから
  • 救急当直の経験の差は初期研修医の実力に直結するから

 

そもそも初期研修医は国家試験で合格したある程度の知識があるだけで実臨床での経験は皆無です

2年間は専門的な疾患を経験することよりも、ありふれた病気を普通に見ることができるようにするのが大事だと思います

 

市中病院の方が経験が積める

大学には3年目4年目の若い先生が多いです

それは一見良いことのようにも思えますが、研修医でもできる簡単な手技や手術は3年目の先生に取られてしまいます

救急当直も研修医はないという大学も少なくなく、経験も積めない上に給料も少ないという話も聞きます

 

研修医としての知識や経験ではなく、無駄に長いカンファやプレゼンに時間を取られるというのは個人的には耐えがたいです

個人的には大学病院を積極的に選ぶ理由はほぼ皆無です

 

高度な医療や入局時の情報が欲しかったら

仮により専門的な知識が欲しい、3年目以降の情報が欲しいという場合は以下の行動で解決されます

  • 興味のある学会や勉強会に自分で参加する
  • 大学の入局説明会に申し込む
  • 医局に連絡し大学の見学に行かせてもらう

 

要は実際に研修医になってからその気があれば自分で勉強なり交流の場を持てるということです

むしろ給料がよく福利厚生の充実した市中病院で研修すれば交通費や書籍代に当てることができ勉強の面でも有利だと思います

 

例外的に大学病院の初期研修をお勧めする人

では全員に大学病院で研修するのをお勧めしないのかというとそんなこともありません

例外的に大学病院をお勧めする人も中にはいます

研究に進みたい人

最初から臨床に興味のない人はやはり最初から大学に行き研究に進むのが良いのではないのでしょうか

研修医の時から、もしくは学生の時から研究に進みたいという希望を伝え医局にアピールするのが良いと思います

研修医のうちに結婚したい女医さん

これは賛否両論あると思いますが絶対に早く結婚したいという女医さんは初期研修が勝負だと思います

普通に勤務医として働く場合3、4年目が最も忙しいし1番仕事していたい時期でしょう

間違えて初期研修で出会いの少ない病院に行ってしまうと婚活としてはなかなか厳しい戦いになってしまいます

その点大学病院だと若手の男性医師が多く飲み会も多いため出会いの面で言うと有利です

僕がもし女性医師だったら大学病院と出会いの多そうな市中病院をたすき掛けで研修すると思います

病院見学や就職活動をしたくない人

研修病院のマッチングを受ける際、多くの人が複数の病院を申し込みます

これはおそらく想像している以上に面倒くさいです

 

主な理由としては以下の通り

  • マッチングの面接時期が6年生の夏で忙しい
  • 面接だけじゃなく小論文の提出や学科試験を行うところもある
  • 面接を受けるために5年生ぐらいから複数回病院見学に行く必要がある

 

特に人気で倍率の高い病院を目指す場合、病院見学に3回以上行かなければならなかったり、試験対策を念入りにしなければならなかったりと色々大変です

国家試験や卒業試験の勉強と並行して、1枚1枚今まで書いたこともないエントリーシートを書かねばならず、それがいやで志望病院をかえた人もいたほどでした

 

その一方大学病院を受験する場合には面接1本で済むことが多く、ほとんどの病院で定員割れしているため受験すれば高い確率で受かるでしょう

そういった意味では大学病院1つだけ出願すれば良いので圧倒的に楽でしょう!

初期研修の病院まとめ

それぞれの初期研修先のメリット、デメリットを表にまとめます!

大学病院メリット

  • 専門的知識を学べる
  • できる手技が少ない

市中病院メリット

  • ありきたりな疾患を学べる
  • 手技を多くできる
  • 給料が多い

大学病院デメリット

  • 余計なことに時間を割かれる
  • 給料少ない
  • 当直少ない

市中病院デメリット

  • 病院によって偏りがある
  • 科によっても偏りがある
  • 勉強会や学会の機会が少ない
個人的にはこだわりがない限りは市中病院2年間を勧めます

 

さいごに

時に「初期研修は今後の医者人生を左右する」とも言われます

僕自身現時点でもすでに強くそれを実感していて、学生の時に今の自分の生活は全く想像できませんでした

しかしながら大事なのはどこで研修をするかではなく「そこで自分が何を考え、何をするか」だと思っています

ですので過ごしやすいと思う場所、環境をご自分選んでみてください

この記事がその判断の参考になれば嬉しいです

ではまた!

 

 

 

 

 

 

 

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